ティアックのオープンリールデッキの修理 ーFinalー

こんばんは、Tomです。今日は朝一番の新幹線で神奈川出張でした。朝5:30に自宅を出ようとしたら、なんと雪が降っているではないですか?関東も今日は寒々とした日でした。

さて、一昨日からレポートしているティアックのオープンリールデッキの修理ですが、本日は最終回です。今日は!帰りの新幹線からiPadで書いています。
さて仕上げは、どんな感じでしょうか?

1.アンプ類の動作確認
アカバーが乾燥しましたが、蓋をする前に、アンプ類の確認を行います。
稲垣さんから、アンプの調子がおかしいと言われていましたのでマイク、ライン、ヘッドフォンの各アンプの状態を確認します。

1)テープの音声確認

2)マイクアンプの確認

3)ライン入力の確認

アンプ類は大丈夫のようです。

2. ヘッドカバーを元に戻す
昨日、キャプスタンにピンチローラーが当たり、正常な回転数で回ることを確認しましたので、今日は組み立てと最終動作確認を行います。
まずは、ヘッドユニットのカバーを取り付けます。

3. 操作パネルの洗浄
次に、操作パネルを取り外し、洗浄します。

1)つまみの取り外し

2)操作パネル の取り外し

3) パネルの洗浄


4) スイッチやコネクタの洗浄


5)操作パネルの取り付け

これで、フロントパネルだけではなく、操作パネルもピカピカになりました。

4. リアカバーの洗浄
アカバーも洗浄します。
あまりにも大きいので、さすがに洗面台では作業が出来ず、風呂場で洗浄しました。


5.リアパネルの洗浄
アカバーを乾燥させている間、リアパネルの洗浄を行います。

6.最終組み立て
最後に結束バンドでハーネスをきちんと束ねて

そして、リアカバーを取り付けて、

脚を取り付けて

最後は、電源コードも洗浄します。

7.修理完了!
ティアックのオープンリールデッキの修理が完了しました。
そして、外も中もピッカピカ。まるで新品同様ですね。

稲垣さん、これで後10年以上は動くと思います。
オープンリールデッキは、今や貴重品です。どうぞ大事にお使いください。