こんばんは、Tomです。今日は、2月最後の日。明日から3月です。もう春なんですが、今晩の北日本は大荒れだそうです。北海道ではホワイトアウト状態ですね。お気をつけて。
2月は今日の記事を書くと皆勤賞です。毎日頑張りましたね。
さて、先日から始まった東京ハイパワーのリニアアンプの修理ですが、先日の確認結果では、パワーアンプとプリアンプの動作がおかしい事が判りました。特にパワーアンプでは、スイッチを入れるとWARNINGランプが点灯し放しでした。
そこで、今日はパワーアンプから探ります。
1.セッティングの確認
マニュアルを見ると、WARNINGランプが点灯するのは、過電圧、過入力、アンテナの異常だそうです。
そこで、入力を確認しましたがアッテネータは25Wの入力なので、問題なしです。
2.パワートランジスタの周辺の確認
それでは、パワートランジスタを確認します。
回路図からこのトランジスタは2SC2630です。
1)データーシート
このトランジスタのデータシートをネットからダウンロードし、ピンアサインを知ります。
2)ベース
3)コレクタ
3)エミッタ
この信号は、ベースとほぼ変わらない状態です。
4)トランジスタのエミッタの電源を見たらなんと0Vでした。つまりリレーが動いていないんですね。
3.リレーを引いているトランジスたの確認
それでは、このリレーを引くトランジスタの周りを確認してみます。
すると、エミッタの信号を確認したら・・・、あれ?
電圧が15V以上も出ている。
もしかして、これか?
そこで、マニュアルを見直したら・・・、過電圧と書いてある。
安定化電源の電圧を13.8Vに修正して、再度電源を入れなおすと、リレーが働きました。
電源OFF
電源ON
4.出力の確認
早速出力を確認してみます。たぶん大丈夫でしょう!
やっぱり大丈夫でした。約90W出ています。
だって、パワーアンプはもともと壊れていなかったですものね、何の具合かわからないですが、電源電圧が15V以上もあったため、保護回路が働いていたんですね。
そうすると、予定とおり、今後は受信のプリアンプのみを攻めてゆきたいと思います。
おそらくガリヒ素のFETだと思います。お楽しみに!