I-COM IC-746の修理 −FINALー

こんばんは、Tomです。今日もとても天気の良い五月晴れでした。しかも空気は澄んでいてとても清々しいお天気です。この様なカリフォルニアの気候が毎日だと良いのですが。

さて、昨日から始まった、IーCOMの無線機、IC-746の修理ですが、昨日のレポートでは、電源スイッチをオンした直後の1秒以下の時間だけLCDの全画面が表示される事がわかりました。

そこで、今日は実際に修理にとりかかります。

1.カバーをばらす。
早速カバーをばらしてゆきます。

1)TOPカバーのバラシ

2)ボトムカバーのバラシ

3)フロントパネルのバラシ

2.フラットケーブルの接点不良解消

1)フロントパネルの液晶のフラットケーブル
フロントパネルの基板の中で、LCDに関するケーブルはこれです。基板にちゃんとDISPLAYと書いてあります。おそらくローとカラムのデータ線だと思います。

2)フラットケーブルを取り外し接点を磨く
それでは、フラットケールを取り外します。

そして、パーツクリーナーでケーブルの接点を磨きます。

3.動作確認
それでは、動作を確認します。
スイッチオン!
おおーっ!うっすらと文字が見えるようになりました。

でも、横置きにしてみると、やっぱり駄目でした。

見る角度のせいだったんですね。


4.リセットしてみる

フロントパネルをばらすの簡単ですが、ばらす前にやることがあります。
まずはリセットです。

液晶パネルのコントラストなどの条件がメモリーされているのであればリセットすることで治る可能性があるからです。

マニュアル通りにリセットしてみました。
しかし、LCDには何の変化もありませんでした。

5.コントラスト調整
そしていよいよLCDコントラストの調整を行います。
マニュアを探すと、液晶のコントラスト調整項目がありました。

現在のコントラストは50%です。そこで、このレベルを100%まで上げてやると、ディスプレイの文字がくっきり見えるようになりました。

6.カバーを組み立て終了!

最後にカバーを組み立てて、終了です。

今回は、コントラスト調整だけで済みました。
本当は、コントラストのレベル50%でも、きれいに見えなければならないのですが、修理をしなくともコントラスト調整だけで使えるようになるのであれば、あまり弄らない方が良いですね。これで、しばらく使ってもらいましょう。