今日は管理機と草刈り機の修理

こんばんは、Tomです。今日は朝からとても天気が良く、日中はぽかぽか陽気で、小春日和の日でしたね。こんな日が毎日続いたらTomは幸せなのですが・・・・。

さて、今日は天気予報も暖かいと言っていたので、先日、エンジンが焼き付いてしまった管理機の修理を行予定していました。外にいても汗ばむくらいの良い天気でしたので、まさに農機具メンテ日和です。

【管理機の修理】
先々週の日曜日、Tomはカミサンと玉ねぎを定植する為、畝たてとマルチ張りを行いました。しかし、その時、今年中古で購入した管理機のエンジンが焼き付いてしまいました。
そこで、今日はその管理機を修理する事に。こういったエンジン系のメカ的な修理はあまり得意じゃないTom。しかもエンジン焼き付きの故障です。果たして直るでしょうか?

1.管理機のエンジンのバラシ
管理機のエンジンをバラスと言っても、ピストンにオイルを回し、手でエンジンを回して、ピストンの固着を取り除けるかどうかを確認するところまでですので、バラシは限られています。

1)リコイルの取り外し
まずは、エンジンを始動するためのリコイルを取り除きます。

① 邪魔なTopカバーを取り除きます。

② リコイルを引っ張ってみますが、相変わらず『カツン!』とロックします。

③ リコイルを取り外します。

2)マフラーの取り外し
次に、排気口からピストンにオイルを回すために、マフラーを取り除きます。

取れました。ふつうはここからピストンの腹が見えるはずなんですが、穴が小さくて見えません。

3)点火プラグの取り外し
そして、エンジンのヘッドからピストンにオイルを回すために、点火プラグを取り外します。

Tomが持っているのは草刈り機用の小さいプラグレンチです。

そこで、近くの知り合いの整備工場に行き、プラグレンチをお借りしてきました。サイズはなんと20.6mmとでかいです。

早速プラグを取り外します。

2.ピストンへオイルを回す
ピストンのヘッドとわき腹にアクセスすることが出来るようになりましたので、次はエンジンオイルを油さしに入れ、10ccほど点火プラグの穴からピストンへ油をたらします。

また、同様にエンジンの排気口から、ピストンのわき腹めがけて、オイルを回します。

これで、しばらく放置し、ピストンの回りにオイルをまわします。

3.エンジンを手回し、固着を取り除く
暫くしたら、リコイルを手で少しずつ動かして固着を取り除くのです・・・・が、このロックはちょっとおかしいです。左はロックしているのですが、右がわに回すと軽ーく回り、ある程度で、ロックするのです。これっておかしくない?
とにかく、少しずつ衝撃を加えてみました。そしたら、回転するようになったのです!

やったー!でもいくらプラグを抜いているので、圧力がかからないと言っても、軽すぎます。

プラグの穴から、ピストンのヘッドを見たらピストンは全く動いていません。

これは、ピストンが固着した時、おそらくピストンのシャフト?が折れたのでしょう。確かにガシャッと音がしました。それが、回転軸のどかに当たりロックしたのでしょう。
それが外れたので、回転軸は回るようになったし、ピストンのシャフトがついていないので、軽ーく回るのでしょうね。という事は、この管理機は、これまで!という事になりました。

【バロネスの草刈り機のメンテナンス】
せっかく、今日は一日管理機と戯れるはずだったのですが、修理は無理であるという結論があっさりと出てしまいました。
しかし、今日みたいな暖かい日はめったにないので、残った時間は、他の機械のメンテナンスを行います。
まずは、バロネスの草刈り機です。
このバロネスのハンマーナイフは、昨年ヤフオクで12万で購入。わざわざ厚木まで軽トラで鳥に行きました。でも、昨年も今年もこの草刈り機には、大変お世話になりました。
だって、一日かかる草刈りが、小一時間で終わるんですから・・・。だから大事にしなくてはね。

このマシンは、割とシンプルなので、とにかくエンジンが回って、回転軸が回り、走行が出来ればOKなので、エンジン回りと回転軸をしっかりとメンテナンスすればOKです。

1.エンジンオイル交換
今年の初めにオイル交換をしましたが、管理機のようになったら大変なので、まずはオイル交換を行います。

1)古いオイルの除去
オイルのコックは、手前についているので、廃油の取り出しは簡単です。

2)新しいオイルの注入
このエンジンは、結構大きなものですので、エンジンオイルも、約2.5リッターくらい必要です。


2.回転軸にグリス注入
次に回転軸にグリスを注入します。これさえキチンとしていれば、長持ちします。

3.クラッチレバー周りの潤滑油塗布
あとは、クラッチ回りとブレーキのレバー周りに潤滑剤を塗布すればOKです。

【刈り払い機のメンテナンスと修理】
残るは刈り払い機のメンテンナンスと修理です。
Tomは刈り払い機を2台保有しています。一番古い2ストのバータイプの物は、ワイヤーの刃を使用し、石が多いうちの回りの草刈りを行い、その他一般の草刈りは、ホンダの4ストの背負いの刈り払い機を使用します。でも、最近バロネスの草刈り機の登場で、ホンダの刈り払い機の出番が少なくなり、エンジンの調子が悪くなってきました。それも併せてメンテします。

1.グリスの注入
刈り払い機もエンジンが回り、回転軸がきちんと回転していればずーっと長持ちしますので、そこがメンテの対象です。
まずは、回転軸へのグリスの注入です。

1)グリスの先を交換
今度はグリスの先を細いものに交換します。

2)グリスの注入
ネジを外しグリスを注入します。

これを2台分行えばOKです。

2.エンジンオイルの交換
次はエンジンオイルの交換です。
2ストのエンジンは、混合油を使用しますので、エンジンオイルの交換は不要ですが、ホンダの4ストのエンジンンは、定期的にオイル交換が必要です。特に、管理機よりも小さなエンジンですので、オイルタンクもかなり容量がありません。エンジンを焼き切らないよう、これまで以上にオイル交換に気を使わなければなりませんね。

廃油を取り出すと、ほんのちょっとしか出てきません。いつもビックリさせられます。

新しいオイルの注入もほんの少しです。

これで、エンジンオイルの交換は終了。簡単カンタン!

3.エンジン修理
さて、最後はホンダの4ストのエンジンの修理です。
故障の症状は、エンジンはかかりますが、ある程度の回転数以上になるとふけあがりません。
昨年もこんな症状があり、今年の2月にキャブを交換しました。ホンダのキャブの穴はかなり細いらしく、そのため詰まりやすいとの事でしたが、まだ一年も経たないうちにまたキャブ交換するのは、ちょっと納得が行きません。そこで、自力で直してみることに。

1)キャブの洗浄
まずは、キャブクリーナ(泡タイプ)でキャブに何度も吹きかけてみました。

しかし、一向に改善される気配がありません。

2)ガソリン漏れを発見!
キャブクリーナーを塗布し、エンジンかけるとき異変を感じました。

① エンジン始動の時のガソリン吸い上げポンプがうまく吸い上がらない。
② エンジンが回転しているとき、吸い上げのガソリンがキャブの手前でピュッピュッと漏れている。

そうです、2本のガソリン搬送ホースの給油側の黒いチューブに経年劣化で亀裂が入り、そこからガソリンが漏れ、そして、空気が入り込んでいました。

3)給油の黒いホースを少し詰める
そこで、黒いチューブを亀裂の箇所まで切り詰めて見ました。

4)完了!

チューブを日本とも元の場所に取り付け、完了!

さあ試運転です。
上手く行くかな?

結果は、成功です!
アクセルをMAXまで上げても息遣いをせず、きちんと回転するようになりました。
これで問題なしです。

これで、今年の農機具のメンテナンスは終了です。
ラクターは、来春にバッテリーも併せてメンテンナスしたいと思います。
バロネスは、あと一回出番がありますが、今年最後の草刈りをしたら、綺麗に洗車をして、来年に備えます。
みんな、来年もよろしくね!
それにしても、管理機はどうしよう・・・・・。それが問題です。