東芝 REGZA 40R9000の修理 −その4−

おはようございます、Tomです。今週はとても天気が良く、暖かい日が続きますね。一足先に春、いやいや初夏が来たようです。これで、宮城の桜の開花も一気に進むでしょう!

今日と明日は期末の報告の為、神奈川に出張です。そこで、今日は新幹線の中でブログを書いています。

さて、Tom家は築22年ということも有り、家電崩壊時期となり、この所、家電の故障と戦っています。今日の記事は先日から修理をしているREGZAのその後です。
修理に当たりのない状況で進めていて、一寸意気消沈気味。
今回は一応、その後の電源基板のメンテナンスの状況をレポートします。

1.電源基板の再半田
電源基板の電解コンデンサは全て問題ありませんでした。そこで、今回は、ダメ元で電源基板の再半田付けを行う事にしました。
故障と言うのは理屈じゃない場合が多いので、半田の接触不良で起きている場合もありますので、疑われる場所は全て疑います。

1)観察

まずは観察です。拡大鏡で見てみましたが、あまり変な所は無いようです。

2)リード部品の再半田

それでは、電源の2次側のリード部品を全て再半田付けします。
まずは、半田を吸い取りますが、このソルダプルトもだいぶくたびれて来ましたね。

再半田します。

小一時間かけて、電源の2次側のリード部品の再半田付けが完了しました。

3)チップ部品の再半田
次はチップ部品の再半田です。こちらはチップ専用の半田ごてを使用します。それからチップ部品の場合は、新しい半田をちょっと載せてやるだけにします。

これで完了です。

2.基板の洗浄と乾燥
1)洗浄
再半田付けを行うと、知らないうちに半田が飛び散ったりして、変なところでショートしたりしますし、これは電源基板なのでマジックリンと歯ブラシで確りと半田クズを除去します。

その後は、水洗いです。

エレクロニックスプレーで水分を飛ばします。本当はアルコールの方が良いのですが、手持が無いので仕方なく。

2)乾燥
後は、すばやくドライヤーで乾燥させます。

これで、電源基板のメンテナンスは終了です。

3.有力な情報 その1
電源基板をメンテナンスしていたら、コネクタの所に、ピンアサインの表記を発見!実は電源からインバータ基板へは10本ハーネスが通っていますが、これは全てパラレルになっていて、24V(5本)とGND(5本)だけだったんですね。電流を流す為にパラレルにしているのだと思います。もう少し早く気づけばよかった。

それから他のピンもちゃんと信号が書いてありました。当たり前ですが・・・・。

これらを知っていれば、最初に電源基板のインバーターへのコネクタの電源をオシロで確認すれば、生きているかどうかがすぐ確認出来たのにね。
逆に再半田をした事で、リスクが増えてしまった。

4.有力な情報 その2
この作業が終わった頃、読者の『なおぽよ』さん、そして『いちに』さんから有力な情報を頂きました。
有力な情報とは、今回の故障は・・・・・・

バックライトの『冷陰極管』の1本が切れた事により、インバータ基板の保護回路が働き、全てのバックライトが落ちている。
という症状らしいです。
ということは、冷陰極管が手に入れば、直るはず。うれしいです!

Tomは、以前ノートPCの冷陰極管をネットで購入し、交換した事がありますが、家電のしかもこんな大きな冷陰極管を手に入れられるかが課題となってきました。
でも、直る方に一歩近付いたのでうれしいです。
『なおぽよ』さん、『いちに』さん、ありがとう!
次回が楽しみですね。