サンプリングレートコンバータ SRC2496の改造−その5−

こんばんは、Tomです。今朝は寒かったですね〜。朝家を出る時、国道の橋の袂の温度計は、なんとー5℃でした。でも、家に帰ってからニュースを見たら、なんと最低気温は-6.4℃だったそうです。まだ12月の前半なのにね。明日は大雪だそうです。どうしよう〜。

さて、先日SRC2496の外部クロックは一応完成しました。でも、大先輩の元技師長のTKDさんから、基本クロックは電源が大事!という事でこのようなキットを頂きました。

これは、秋月のキットで両ローノイズ・プログラマブル電源キットというものです。まだ組み立ててないけど、不要になったので差し上げます。という事で頂きました。TKDさんありがとうございます。今回はそれと、その前段のフィルター回路を作ります。

1.フィルター回路の製作

まずは前段のノイズフィルター回路です。LCRのローパスフィルターを作りますが、部品は手元にある部品で作りますね。

部品は10Ω、100μH、22μFのコンデンサ。これで約3KHzの以下の信号を通すローパスフィルターとなります。

これで次段の超ローノイズ・プログラマブル電源キットにノイズを低減して送る事が出来ます。

2.電源キットの製作

さて、次は超ローノイズ・プログラマブル電源キットの製作です。

製作と言っても、殆どはチップ部品ですでに基板に半田付けされています。あとは、電解コンデンサ1個と入出力端子を半田付けするだけです。これってキットと呼んでいいのか??

あっという間に出来上がりました。

3.動作確認
あっけなく終わったので、すぐに動作確認に移ります。
入力電源は、006Pの9Vの電池です。

回路図を見ると、DIPSWで電圧を決めるようです。欲しいのは+5Vなので、3.6Vと1.2Vと200mVのDIP SWをONにします。

オシロで測定します。

あれれ?オシロが示した電圧は6.4Vです。何かおかしい!

もう一度、取説を見てみます。
すると、この電源は1.4V〜20Vの電源電圧をプログラム出来ると書いてあります。つまり1.4VがベースでDIP SWは全てOFFなのです。

つまり、5Vを作るには、1.4V+400mV+3.2Vという事になるので、400mVと3.2VのDIP SWをONにすればOKです。

さあ、もう一度電源電圧を確認してみます。
電圧は5Vピッタリです。

これでOKですね。

フィルター基板も出来たし、5Vの超ローノイズ電源も完成しました。後は、先日の外部クロックユニットに設置すればOKです。
どのくらい変化するか楽しみです!