こんばんは、Tomです。今日は最低気温-2℃、最高気温2℃とほぼ気温が上がらない日でした。明日は最高気温が6℃になりますので、少し暖かくなりますね。
さて、今日の記事は、年末に依頼された『テクニクスのビンテージCDプレイヤーSL-P1200の修理』その1です。
今回は、動作確認と、故障の再現実験です。
1.依頼があったCDプレイ―ヤー
これが年末に依頼されたテクニクスのCDプレイヤーSL-P1200です。このCDプレイヤーは、Tomが26歳の頃に最初にCDプレイヤーを購入する時に、検討の一つにしたものですから、すでに35年は経過しています。動作が不安定なので見てほしいという事で依頼がありました。
このCDプレイヤーはトップローディング方式と言って、CDトレイが出てくるタイプではなく、CDを上からセットするタイプです。
2.動作確認
故障の症状は、時々不安定になり、CDが読めなくなるしキーも効かなくなるそうです。
それでは、動作を確認してみます。
1)電源を入れる
2)CDをセットする
無事、CDを認識しました。
3)プレイを押下
CDをスタートします。
きちんとスタートして、ヘッドフォンで音声も確認できます。多少ボリュームにガリがありますが、きちんと綺麗な音が出ますね。
4)機能を確認する
様々なボタンを操作し、機能を確認します。
大丈夫ですね。
3.再現実験を行う
時々動作が不安定になるという事ですが、その症状が再現できないと、修理が出来ません。
そこで、その動作が不安定になる症状を引き出す再現実験を行います。
何度も何度もCDの蓋を開け閉めし、動作異常になる時を待ちました。
すると、約30分くらい経過した時、突然、CDを読まなくなり、キーも効かなくなりました。
ネットで調べてみると、このCDプレイヤーの故障は大きく3つあります。
① スピンドルを回すサーボモーターの電解コンデンサ容量抜けによる回転異常
② CDのカバーの根元にあるカバーオープンスイッチの接点不良によるTOCエラーでCDを認識しなくなる。
③ パネルのプッシュスイッチの接点不良で、キーがキーが効かなくなる。
今回の症状からすると②が該当しますね。でも①も怪しいので、次回は中を開けて修理してみます。
お楽しみに!