こんばんは、Tomです。今日は昨日迄の暖かさが一変、一日曇り空でした。今日は8時から午後3時迄、共同作業で用水掘りの草刈りでしたので、この天気がちょうど良い日でした。今年初の大掛かりな共同作業。結構疲れましたが、これは春の前の日と仕事です。
さて、そんな訳でTomは本日殆ど活動が出来ませんでしたので、昨日行った、『LINNプリアンプ KAIRNの修理 シーズン12』 の内容をレポートします。前回は、スイッチングレギュレータがついに発振して、2次側にもDC電圧を確認することが出来たのですが、残念ながら、±24Vの出力は、なんと±40V以上、そして+10Vの出力は、+20Vと、予定の電圧の2倍の出力が出てしまいました。今回は、2倍の出力が出る原因を想定して対策を打つ話です。果たして結果はOKでだったでしょうか?
1.24V のリファレンス電圧の回路?
Tomは前回の2倍の電圧がでてから、回路図を真剣に眺めました。どこかに基準電圧(リファレンス電圧)を作っている回路があるはず。回路図を嘗め回したら、見つかりました!
恐らくこのツェナーダイオードZD5(24V)が24V の基準電圧を作っていると予測しました。
他に24V の基準電圧を作っているツェナーダイオードはないので、これだと思います。
2.ツェナーダイオードをヤフオクでゲット!
Tomはあいにく24V のツェナーダイオードを保有しておりません。そこでヤフオクを検索すると、なんと10本10種類の電圧のツェナーダイオードのセットがあるではないですか?しかも価格は140本で580円です、早速入札し、先週の水曜日に入札し、木曜日に落札しました。それが、これです。
3.3Vから40V迄の34種類のツエナーダイオードがそれぞれ10本ずつ入っています。
これが24V のツェナーダイオードです。
今後の修理にも他の電圧のツェナーダイオードが使用できるので、良かったです。
3.基板のツエナーダイオード
電源基板上にある24V のツェナーダイオードZD5はこれです。
チップのツエナーですね。
4.ZD5を取り出し生死をチェックする
それではZD5を取り外し、リードを半田付けし、マルチテスターで、ツェナーダイオードの生死を確認します。
結果は、きちんとダイオードと認識しています。おかしいですね。
そこで今回購入したツェナーダイオードもマルチテスターでチェックします。
結果、先ほどのツェナーとほぼ同じ値を示しました。
このツェナーが原因ではないのでしょうか?だんだん不安になってきました。
5.新しいツェナーダイオードを設置
新しいツェナーダイオードを設置します。チップのツェナーに対し、ディスクリートのツェナーは少し大きいですね。
6.動作確認
それでは動作を確認します。
1)+24V+24V の出力は、40V以上あり、変化なしです。
2)-24V-24Vの出力は、-40Vです。
3)+10V
+10Vの出力は、+20Vです。
今回の修理では、解決しませんでした。
もう一歩なんだけどなぁ~。いったいどこが悪いのでしょう?
こうなってくると、最後はZD5に先のICしかありません。
また部品を購入するのに時間がかかりますね。
致し方ない。