ビクター ミニコンポ UX-Z2の修理 ーその1-

こんばんは、Tomです。台風11号が近づいているというに、今日は久しぶりに朝からとても良い天気で、最高気温も29℃迄上がりました。久しぶりに夏が戻って来た感じですね。でも、程々の暑さでしたので、過ごしやすかったです。
さて、今日の記事はいつもの様に修理の記事です。無線のお友達でいつもお世話になっているNanさんから、ミニコンポの調子が悪いので、見てほしいという依頼がありました。今日はこのミニコンポの不具合の再現と、バラシを行います。

1.Nanさんから修理依頼を受けたミニコン
これが、Nanさんから修理の依頼を頂いた、ビクターのミニコンポ UX-Z2です。スピーカー迄持ってくると大変なので、センターコンソールだけもって来て頂きました。

そこで、スピーカーは我が家のカミさんのミニコンポのスピーカーを接続しました。

2.不具合の確認
さあ、不具合の確認を行います。

CDをスタートします。

最初の10分ほどは問題なく左右から均等に音が出てきます。
しかし、4曲目あたりから、左右どちらかの音がかなり低くなりました。

そこで、ボリュームを回してゆくと、小さかった音が突然復活しました。

こんな感じの不具合なのですね。
Tomが想像するに、この原因は、経年劣化で基板の部品の足と基板のパターンを繋ぐ半田の接触不良となっているものと考えました。なので、音量を上げて行くと、遮断された部分の導通が開通するのでだと思います。

3.バラシ
それでは、早速ばらします。
ニコンポのバラシはとても大変なのですが、今回はCDユニットまでばらさなくても良いので、良かったです。

1)リアパネルのバラシ

2)サイドカバーのバラシ

これでメイン基板にアクセス出来るようになりました。

3)TOPカバーのバラシ

4)フロントカバーのバラシ

5)コントロールスイッチ基板のバラシ
このフロントパネルから、コントロールスイッチの基板だけを取り出します。

4.動作確認
もう一度スイッチ基板のハーネスを本体に接続し、ばらした状態で動作を確認します。

電源ON!

きちんと動作しました。そして10分以上CDを動かしていると、音が小さくなりました。
そして、再びボリュームを上げると関が切れたように突然音量が戻ることも確認しました。

これで、ほとんどのバラシ終わり、修理の準備が整いました。
次回は、スピーカー出力から順に前にさかのぼります。
お楽しみに。