頂いたLINNの機器の復活! プリアンプLK1の復活 ーFINALー

こんばんは、Tomです。今日の天気は、朝からピーカンで、ほぼ一日中晴れでした。しかも、晴れているのに空気が乾いていて、少しも暑くなかったです。まさに秋晴れですね。
今日は、定禅寺ジャズフェスティバルin仙台の日でしたが、残念ながら重要な用事があり、聴きに行く事が出来ませんでした。とても残念です。でも致し方ない。
さて、今日の話題は『頂いたLINNの機器の復活! プリアンプLK-1の復活』で今回がFINALです。前回修理が完了したと思ったのですが、ラックにセッティングしたら、右チャンネルから音が出なくなりました。そこで、DAコンバータが本格的に怪しいと思い、DAコンバータを注文、そして先日納品されたので、いよいよ修理に踏み切りました。

1.前回修理したLINNのプリアンプ LK1
これが先日修理をしたLINNのプリアンプ、LK1です。

そして、これが中国から届いたDAコンバータです。

2.バラシ
それでは、ばらします。これまで何度もLK1のバラシをアップしておりますので、今回は簡単にアップしますね。

これが問題のDAコンバータです。

3.DAコンバータの交換
それでは、このDAコンバータを交換します。

1)DAコンバーターの除去
最初は半田吸い取り器で半田を吸い取ります。

しかし、部品面の半田がうまく吸い取れないようです。

そこで少々手荒な方法でDAコンバータを取り出します。この方法が一番早いです。

2)DAコンバータの設置
さあいよいよ新しいDAコンバータの半田付けを行います。

4.動作確認
すぐにセッティングをして、右チャネルの動作確認を行います。

結果、DAコンバータからのRの出口で信号が出ません。回路図を見ながらLチャンネルと比較しても、どう見てもDAコンバータからの出口から信号が出ていないのが原因です。新品のDAコンバータなので、壊れているわけではないです。
となると、DAコンバータにセットするデータに問題があることになります。

5.ネットでいろいろ調べてみる
ネットでいろいろと調べてみたら、フロントパネルのRECとVOL+ボタンで、音のセンターリングが出来る様です。
L信号は固定で出ていて、RECとVOL+でR信号が大きくなり、RECとVOL-で信号が低くなります。どうやらモードで右側の信号が0になっていたようです。

LとRのプリ出力をオシロで確認し、暫く観察してみました。

そして、ドライバーの持ち手方向で、DAコンバータ付近の回路に衝撃を与え不安定にしても、信号が安定して動作することを確認しました。

その後、1時間くらい動作させてみました。問題ありませんね。

6.組付け
動作が安定しているので、組付けます。

TOPカバーと閉じる前にダメ押しのプリアウトの動作確認を行います。

1)Lチャネル

2)Rチャネル

大丈夫です。

3)完了!


これで、頂いたジャンクLK1が本当に復活しました。
先日製作したレコードプレイヤーに接続して、レコードを聴いてみたいですね。
今年の夏は、PHONO関連の整備を行いました。
段々Tom家のシステムが完成されて来ましたね。
達成感ありです!