修理用のジャンクスピーカーの調達!

こんばんは、Tomです。今日の天気はほぼ一日中晴れでしたが、最低気温が2℃、最高気温が6℃と、家の中では暖かい日差しがありましたが、家の外では寒い春一番が吹き荒れました。明日は、真冬並みの寒さとなります。
さて、先日 CROWNのパワーアンプD-75Aの修理で歪が取れず、最後の確認でアラームのOPアンプを外した所、スピーカーにDCが流れ、修理用のジャンクスピーカーがお釈迦になりました。そこで、先週会社の帰りにハードオフに立ち寄り、ジャンクスピーカーを2個で1000円(税別)で調達してきました。今日はその話です。

1.これまでの修理用ジャンクスピーカー
これが、これまで修理の確認用として使用していた、ジャンクスピーカーです。小さくて場所を取らないので、修理用としては結構便利です。でも、1つお釈迦にしてしまいましたので、これでは不便です。

2.新しく調達した修理用のジャンクスピーカー
これが先週会社の帰りにハードオフでゲットした修理用のジャンクスピーカーです。このスピーカーはPanasonicのミニコンポのスピーカですが、スピーカーだけ2個1000円(税別)で販売されていました。最近のミニコンポのスピーカーは結構優秀で、特にPanasonicのミニコンポのスピーカーは、そこそこ音が良いので、Tomはニアフィールドスピーカーにも使用しています。なかなか優秀ですが、1個500円で買えるので、非常にコスパが高いです。

3.問題点
そこそこ音が良く、コスパが良いスピーカーですが、一つだけ問題点がありました。
それは、ミニコンポなのに、スピーカーからハーネスが2組(4本)出ていたのです。おそらくこれは、2Wayのマルチアンプなのだと思います。最近デジタルアンプは安いので、簡単にマルチアンプが出来るのです。

4.動作を確認する
一応音が出ましたと書いてありましたがジャンク品は何があるか判りません。そこでアンプに繋いで音声を確認します。
まずはウーファーと思われるハーネスをアンプに接続します。

まあ、フルレンジに近いですが、やはり高域は物足りないですね。そこで、並列に、もう一方のツイーター用と思われるハーネスを接続しました。コンデンサで低域はカットはしませんが、小音量で聴いてみるとそこそこツイーターは動作しているようです。

5.スピーカーのフロントパネルをばらしてみる
動作を確認出来ましたので、スピーカーのツイータに低域をカットするフィルムコンデンサをスピーカ内部に入れて、スピーカーケーブルを1組(2本)に改造するために、スピーカーのフロントカバーを6角レンチでばらしたいと思います。

ところが、6角ビスと思われるビスを回すと、いきなりビスが折れてしまいました。もしかして、これって飾り??

致し方ないので、フロントカバーをばらすのは諦めました。

6.リア部に低域カットコンデンサを仕込む
フロントカバーをばらさないと、スピーカーを取り出す事が出来ないので、致し方なくスピーカーの裏側のケーブルの出口にコンデンサを仕込む事にしました。

1)フィルムコンデンサ
これがスピーカーの後ろに仕込むフィルムコンデンサです。ちょうど手持ちの部品にFOSTEXの1.5μFがありました。本当は2.2μFあたりが良いのですが、これで良しとします。

2)フィルムコンデンサを配線する
早速、フィルムコンデンサを配線し、スピーカーケーブルを1組に変更する改造を行います。

これで、スピーカーの後ろにフィルムコンデンサを接続し、ケーブルを1組に変更しました。

7.フィルムコンデンサにカバーを付ける
一応配線は終了しましたが、これでは邪魔だし、不安定でケーブルが切れる可能性ありますので、ここにカバーを付けたいと思います。

1)取り付けるカバー
これは、先日D-75Aを譲って頂いた時に、一緒にもらったパーツが入っていたケースです。

2)マジックを消す
折角取り付けるので、ケースに書かれたマジックの文字をパーツクリーナーで消します。

3)ケースを接着する
文字を消したら、今度はケースをスピーカーの後ろに接着します。接着はホットメルトで簡易的に行います。

ホットメルトは、すぐに固まる為とても楽ちんです。

8.完成
後は1組になったスピーカーケーブルを背面にまとめて終了です。



1組たった1000円で修理用のスピーカーが手に入るのは嬉しいですね。
しかも、そこそこなので、修理した後に音声を確認するのにも最適です。
これからのアンプの修理が楽しみになりました。