Canon インクジェットプリンター TS3230の修理

こんばんは、Tomです。今朝4:30頃、宮城県沖で地震がありました。幸いTomの場所では震度3くらいでしたが、少し長い地震でしたね。最近また、ポツリポツリと地震が発生しています。もう、大きな地震はいりません。でも、いつかは来るんですよね。
さて、今日の話は修理の記事です。先々週末、お世話になっている整体の先生から、インクジェットプリンターが壊れたので見てほしいという依頼がありました。今日はその修理の記事です。結論から申し上げますと、給紙コロのゴムが壊れてしまったので直すことが出来なかったし、メーカーに行っても部品単体を購入することが出来ないので諦めました。代わりにTomの娘が以前使用していて、現在使用してない同じタイプのプリンターがありましたので、それを差し上げて一件落着となりました。

1.依頼されたプリンターの故障の状況
これが依頼さられたキャノンのインクジェットプリンタTS3230です。

故障の状況としては、用紙が途中で詰まったので引っ張ったら、なんやらゴム製のベルトの様なものが取れてきたそうです。

それにしても、このゴムの部品にはドロドロになったインクがべっとりと付着しています。おそらくインクが乾かないうちにコロで搬送した為、インクが蓄積したのだと思います。

しかも、ゴムはちぎれていますね。ちょっと心配です。

2.カバーのバラシ
それでは、早速バラシに取り掛かります。バラシの手順は、ネットで調べても出てこなかったので、手探りで行います。

まずは外装カバーからばらして行きます。

1)厚板の取り外し

2)操作パネルのカバーのバラシ

3)側面カバーのバラシ

側面カバーがはずれました。

4)スキャナーのバラシ

これでスキャナーを含めた筐体のカバーを取り外しました。
それにしても、めんどくさいですね

3.給紙機構のガイドのバラシ
カバーがはずれたので、今度は給紙機構の周辺をばらして行きます。

搬送コロが見えてきました。

4.搬送コロをクリーニング
搬送コロがインクで非常に汚れているので、パーツクリーナーで汚れを落とします。

コロは綺麗になりましたが、ゴムが取れたのはここのコロではありませんね。

5.搬送部をさらにばらす
それでは搬送部をさらにばらします。

見えてきました。下側が給紙部です。
給紙の呼び出しコロは、2つあり、片側のゴムが取れていますね。
でも、ここにアクセスするには、その上のヘッドユニットを動かすメカフレーム全体を取り出さなくてはなりません。

6.メカフレームを本体ベースからばらす
それでは、いよいよインクジェットヘッドを動かすメカフレーム全体を本体からばらします。
ところが、このフレームを固定しているビスがあちこちにありますので、それを取り出します。

7.給紙コロの清掃
給紙コロにアクセス出来るようになったので、コロに付着したインクをクリーニングします。

8.コロのゴム
さて、コロの軸を綺麗にしたのは良いのですが、肝心のゴムの部品が復活するのかを考えました。
このドロドロのインクを綺麗にしても、ゴムが亀裂しています。

この部品は、メーカーから購入することも出来ませんので、この修理をするのは諦めました。
それでは依頼者がお困りなので、Tomの息子が以前使用していて現在は全く使用していない同じタイプのキャノンのプリンターがありましたので、動作を確認し、それを差し上げる事にしました。